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生産技術ってすごくキツイって聞くけど本当かな?
工場のあるメーカーならほぼ確実に存在する生産技術という仕事ですが、ネット上での評判はあまり良くありません。
生産技術はきつい、止めとけと言われますが本当のところどうなのか?
結論から言えば生産技術はきつい仕事です。
元生産技術者の僕が断言します
では生産技術は何故きついのか、きつい仕事に耐えるべきなのか、本記事では僕の経験をベースに解説します。
この記事で分かること
生産技術がきつくて耐えられない人は
生産技術がきつくて続けるか悩んでいる人はキャリアコーチングを使って相談してみましょう。
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生産技術がきつい仕事である理由
生産技術はどうしてキツイと言われるの?
生産技術には仕事がきつくなる様々な要因があります。
残業時間が多くてきつい
生産技術職は求められる仕事が多く、基本激務です。
その上、突発のトラブル対応がつきものであり自分の計画通り仕事が進むことはほぼありません。
定時間際にトラブルの連絡が入ることなんて日常です!
定時で帰れることもほとんど無いため、生産技術の担当になったら長時間残業は覚悟しなければなりません。
他の部署の人が定時で帰る中で毎日残業して大量の仕事をこなさなければならないのできついです。
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休日出勤が多くてきつい
生産技術職は休日出勤を避けることができません。
生産技術の仕事の中には生産ラインの改造も含まれていますが、平日は日々の生産があるので改造不可です。
必然的に休日に出勤して改造が必要となります。
定められた宿命…辛いところです
大きな工事となるとお盆や年末年始に何日か出勤することも…
旅行の計画が立てづらいのもきついところです。
人間関係の板挟みがきつい
生産技術は設計・営業などの上流部門と製造・品証などの下流部門をつなぐ仕事が多いです。
両者それぞれの意見・立場があり、基本的にずっと板挟み状態です。
びっくりするくらい意見が合わんのです…
上手い落としどころや相手の説得に回る仕事も多く、気を使うので精神的なキツさがあります。
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労働環境がきつい
生産技術職の仕事場は基本的に工場の中です。
オフィスビルのような事務所と比べると労働環境は厳しくなります。
工場の労働環境
- 高温、空調無し
- 油脂のミストが舞う
- 床が油まみれ など…
綺麗なオフィス…とは真逆な環境ですね
重量物や刃物もそこら中に存在するためケガなどのリスクもあり要注意です。
覚えることが多くてきつい
生産技術は仕事の範囲が広く、覚えるべき知識も多いです。
生産技術が覚えるべき知識
- 製品と設計に関する知識
- 製造工程の知識
- 製造設備の知識
- 電気、エアーなどインフラの知識
- お金を扱う時の経理の知識
- システムを活用するためのITの知識
製造に関わること全てに関する知識を要求されるため、幅広く勉強する覚悟が必要です。
特に新卒で入るとついていけないことばかりで大変…
生産技術をやっていてきついと思ったシチュエーション
実際に働いていてきつい場面ってどんなとき?
実際に僕が生産技術の仕事をする中でつらいなと思った場面をご紹介します。
生産ラインの突発不具合への対応がきつい
生産を止めるわけにはいかないため、不具合対応はスピードが命です。
生産を止めるとドンドン損失が積みあがって大変なことに…
しかし、当然すぐには解決できない問題も多いです。
とにかく早急に問題と原因を把握し、解決策や代替案を提案する必要があるため不具合対応は戦いです。
すぐにラインを動かさなければならないというプレッシャーが大きく、解決策を考えるのが本当にきつかったです。
毎回心臓バクバクでした
原因不明のトラブル対応がきつい
生産ラインに昔から続く原因不明なトラブルが眠っている、というのもあるあるです。
ある日突然その問題が顕在化して問題視されるパターンもよくあり、その対応に任命されるのが非常にきつかったです。
貧乏くじを引かされた気分です
問題を解決しようにもいつから発生しているのか、どういう状況だったのか分かる資料も無く、迷宮入りしているパターンが多いのが余計きついです。
余裕のない納期に追われている時がきつい
生産技術は手配しなければならないものが大量にあります。
生産技術が手配するもの
- 生産ライン改造工事の依頼
- トラブル対応の依頼
- 生産用の治具・工具
これら一つ一つの分量が膨大な上に、基本的にスケジュールに余裕はありません。
大量の案件を短納期でさばかなければならないので本当にきついです。
しかも抜け漏れが絶対に許されないというプレッシャーも強い
もし一つでも間に合わないと生産ができず損害が発生するので、ミスなく確実にこなさなければという精神的なきつさが大きかったです。
無理難題を言われるときがきつい
生産技術をやっていると無理難題を言われることも日常です。
無理難題の例
- 絶対に間に合わない納期での生産
- 生産性無視の設計をされた製品の量産
- 偉い人の思いつき案件への対応
日々の業務が忙しい中で無茶ぶりを追加されると本当にきついです。
特に偉い人の思いつきが良い案だったことは一度も無いので本当にやめてほしい
長期休暇中に出勤して生産ラインを改造している時がきつい
生産ラインの改造は基本的に休日じゃないと不可です。
貴重な休日を潰して改造の対応をしている瞬間はかなり精神的にきついです
せっかくの休みが…
と何度思ったことか
大規模な改造であれば普通の土日でもできないのでお盆や年末年始の出勤が避けられません。
長期休暇が毎回潰されるのが本当にきつかったです。
年の初めに既にお盆と年末年始が無いのが確定している時も…
長期休暇が全く楽しみじゃなくなりました
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現場の人が気難しい時がきつい
生産技術の仕事を進める上で製造現場の人の協力は必要不可欠です。
製造現場にはいろいろな人がおり、中には職人気質で気難しい人も居ます。
凄くいかつい見た目の人もちょこちょこ居ます
そういう人って結構仕事できる人が多い
仲良くなってしまえば非常に心強いですが、最初はかなり気を使います。
色々な人に適応しながら仕事を進める必要があるので精神的なきつさがありました。
色々な部署の板挟みにあってるときがきつい
生産技術は上流部門と下流部門の中間に位置しています。
基本板挟みになるので上手に間を取り持たなければなりません。
どちらにも立場と事情があるので良い感じにクッションにならなければなりません
この板挟みで病む人も多く、精神的なきつさが一番来るところです。
生産技術のきつさを乗り越えて得られるもの
生産技術ってきついんだね…
そのきつさに耐えると成長するの?
生産技術の仕事は辛い場面が多いですが、それを乗り越えると様々なスキルが得られます。
課題解決力が得られる
生産技術は日々課題解決の連続です。
トラブルの内容を把握し、原因を考察し、対策を打つ。
このサイクルを常に繰り返すことになるので自然と課題解決能力が鍛えられます。
壁にぶち当たっても反射的にこのサイクルを回せるようになります
課題解決は全てのビジネスにおいて求められるため、生産技術で培われる課題解決力は他の業種でも十分に活かすことが出来ます。
生産技術で必要なスキル、転職につかえるスキル
対人折衝能力が得られる
生産技術は他の部署や他社メーカー、サプライヤなど様々な立場の人と話をしながら仕事を進めます。
それぞれの利害関係や立場を考慮した上で交渉をする必要があるため、自然と対人折衝能力が伸びていきます。
相手の事情を考慮した上でこちらの要求も通さねばなりません
この力は本当に鍛えられました
他業種でも仕事をする上で人との関わりは避けられません。
生産技術で培った対人折衝能力はどんな場所でも効果を発揮することが出来ます。
強靭なメンタルが得られる
これまで挙げたように、生産技術の仕事はきつい場面が多いです。
続けている間は本当に辛いですが、これを乗り越えるとちょっとやそっとでは動じないメンタルが手に入ります。
あの頃に比べれば楽勝だな、と思うことが増えます
強靭なメンタルは仕事だけでなくプライベートでも大事です。
もしかしたら生産技術をしていて得られた一番の財産かもしれません。
生産技術がきついと感じた時の対処法
生産技術を続けるのがきついなと思ったらどうしたらいいの?
生産技術はきつい場面が多く、どうしても辛い場面は存在します。
そんな時は以下の対処法と取りましょう。
一旦休暇をとってリフレッシュする
生産技術の仕事を続けるのが辛いな、と感じたら一度休暇をとってリフレッシュしましょう。
働き続けていると心身も疲弊してしまうため、リセットするのが大事です。
でも、休んだら休み明けが余計つらいだけじゃないの?
確かに休み明けに仕事が丸々残っていて苦労する可能性は高いですが、それでも休むのは大事です。
心身が疲弊している時は判断力も鈍り、ミスもしやすくなります。
同じ仕事量でも、休んだ後に取り組んだ方が格段に速くこなせるはずです。
一旦リフレッシュすると煮詰まってた仕事もすんなり進んだりします
また、本当に生産に関わる仕事がある場合は上司に相談しておきましょう。
業務負荷の調整は上司の仕事でもあります。
仕事に行きたくないと感じたら…
他部署への異動を検討する
将来ずっと生産技術を続けるのがつらい人は他部署への異動を検討しましょう。
生産技術で培われたスキルは他部署でも十分に活かすことが出来ます。
僕は社内公募を使ってIT部署へ異動しました
そこでも生産技術で得た課題解決力や折衝能力は役立ってます
他部署へ異動する方法は以下の2つです。
異動する方法
- 上司に異動を願い出る
- 社内公募を利用する
まずは上司に相談してみましょう。
相談するだけでも色々話ができ、仕事の負荷の調整も考えてくれるかもしれません。
上司に相談するコツ
相談しても実現しなさそうな場合は社内公募に応募してしまうのも一つの手段です。
社内公募について
他業種へ転職する
同じ会社内での異動が難しい場合は転職も検討しましょう。
会社が変わったとしても生産技術で得たスキルは役に立ちます。
転職の進め方は以下の2通りありますが、どちらも並行して進めるのが効率いいです。
- 転職サイトに登録して自力で求人を探す
- 転職エージェントのサポートを受けながら転職活動する
自力で転職活動を進める人はまずは転職サイトに登録するからスタートです。
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転職エージェントのサポートを受けると当然ながら成功率が高まります。
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生産技術を続けるのがどうしてもきつい人は
生産技術の仕事を続けるのがきつい・・・
だけど自分がどうしたいか分からず続けていませんか?
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引用:日本キャリア・コーチング
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まとめ:生産技術がきつい理由と対処法をまとめました
生産技術はきついお仕事です。
その反面、得られるものも多く他の仕事をするときも活かせるスキルばかりです。
生産技術の仕事がきつくて悩んでいる人は自分のスキルをたな卸ししてみると新しい可能性が見えてくるはずです。
本記事のおさらい
- 生産技術がきつい仕事である理由
- 生産技術をやっていてきついと思ったシチュエーション
- 生産技術のきつさを乗り越えて得られるもの
- 生産技術がきついと感じた時の対処法
とるべきアクションで悩んでしまう人はキャリアコーチングで相談してみましょう。
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今回の内容は以上です。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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